chouett0's note

掃きだめ的なsomething

Tails Linuxを常用OSにしたかった話

はじめに

タイトル通り、Tails Linuxを常用したかった時に知った知見や僕の見解のメモ。
まずそもそもなぜTails Linuxを使いたいと思ったかというと、天から「ハードディスクもSSDも抜いてUSB(3.0)ブートでTails使え」というお言葉を頂いたことがきっかけです。
そんな感じで使ってみようと思い小一時間使ってみての感想等のメモです。

Tails Linux とは

まずそもそもTails Linuxとは何かですが、簡単に言ってしまえば匿名で利用できる秘匿性の高いOSのことです。
torやMAC Spoofingに始まり、純正アプリケーションは匿名性の高いものが採用されており、たとえ内臓ストレージが存在していても一切のアクセスを禁止されるといった徹底ぶりです。
当然homeディレクトリに作成したファイル等もシャットダウン時に削除されてしまいます。(一応保存する方法はあります)

Tails Linuxのインストール方法について

今回は必要なツール等のインストールやインストールディスク作成にレッツノート、インストール用マシンにThinkpad X220を選択しました。
理由は机に落ちてたからです。
Tailsではインストール用ディスクとインストール先のディスクの二つのUSBが必要となるので注意が必要でした。
インストールに関してですが、ISOがあるサイトが一番わかりやすいのでそちらを参考にしてください。

実際に触ってみての感想

USBからブートするliveOSという事もあり、複数機を気分で使い分けてるような人には同じ環境で開発等が行えるため非常に使い勝手が良い…と思って居たのですが、どうやら標準以外のパッケージからインストールしたものも消去されてしまうらしく同じソースコードは合っても環境までは同一には出来そうにありませんでした。(もしかしたらできるかも…)
ただ、torを経由していてもパッケージ管理ができる点や、特に設定もなくいきなりtorを通してブラウジングできる点は非常によく、保存しておきたいファイルは暗号化されているので例えガサ入れでお巡りさんのご厄介になる時もある程度は足止め出来そうなのでメリットもかなり多くありました。
それでもやはり、僕には馬が合わず常用OSにはならないなという結論に至りこの案は無しとなりました。
やっぱりUbuntuが良い

僕はTails Linuxを使いこなせませんでしたが、有名なハッカー・クラッカー・スパイの方々も使っているということと、ブートメニューを開ける権限を与えられていれば端末上に情報を残さずに使用できる点など非常に素晴らしいOSである事は確かなので是非興味を持った方は試していただきたいと思います。